大企業の内部留保が400兆円を超え、最高益を更新する大企業が続出といった景気の良い話が新聞の見出しを飾っています。

一方で、「実質賃金は低下し続け、家計消費が減少し続けている。」「小規模企業が1999年から20142年にかけて432万社から325万社に減少した。」「中学校の先生方の57%が過労死ラインを超えて残業をしている」・・・といった暗いニュースの方が遥かに多いように見受けられます。

政治に目を転じると、たっぷり企業献金をしてくれた大企業へはお礼の大幅減税を進めながら、庶民へは消費税の10%への増税を進めようとしています。

そして、未だ国民の殆どが納得していない森友学園、加計学園問題に知らぬ存ぜぬを決め込んだり、戦争への危険を増す憲法9条改正を狙っています。

何だか悪代官と悪徳商人が裏で手を組んで庶民をいじめる時代劇の定番メニューと重なってしまいます。残念ながら、ここに黄門様は出てきてくれません。

ここで一句 「忖度で、政界円満、俺不満」

憂き世を精一杯明るく暮らすのが庶民の知恵。
今年が皆様にとって少しでも良い年になりますよう祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。

2018年元旦

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弁護士 桒原周成