ワルシャワで2泊して市内見学をした後の4月29日、ワルシャワから320キロ南のクラクフに向かいました。
途中トンネルが一つあっただけのケスタ地形のなだらかな平原を、列車は南下します。
ひたすら続く平原にヨーロッパ大陸を実感させられました。
道中、松本さんの「鹿も目にすることが出来ます」との言葉に目を凝らしていると、鹿らしき姿も目撃できましたが、残念ながらカメラに収めることはできませんでした。
2時間30分程でクラクフ駅に着きました。
中世風の佇まいの建物は旧駅舎で、現在はモダンな建物に変わっています。
<クラクフ旧駅舎>
<クラクフ新駅舎>
宿泊予定地エウロペイスキホテルは、駅から歩いて数分のところでした。
<エウロペイスキホテル>
一休みして、クラクフの南東15キロにあるヴィエリチカ岩塩坑に向かいました。
ここは世界で最初に世界遺産に登録された場所で、岩塩坑の全長は300キロ以上といわれ、内部の階段を100メートル以上降りていくと、途中には坑夫が作った塩の彫刻や礼拝堂まであります。
<塩の彫刻>
<礼拝堂>
クラクフに舞い戻って、旧市街の散策です。クラクフはポーランド王国が全盛を誇った14~16世紀に首都として栄えた町で、ナチスに占領されたものの奇跡的に爆撃を免れ、世界遺産に登録されました。
旧市街の入り口に城壁をなすフロリアンスカ門が聳え、その外にワルシャワ同様バルバカンがあります。
<フロリアンスカ門>
<バルバカン>
賑やかなフロリアンスカ通りを南下すると、中央広場に出ます。
その右手に、13世紀の建造のゴチック様式の聖マリア教会が聳えています。私たちは幸運にもミサを見学することが出来ました。
<聖マリア教会とミサ>
広場の教会の反対側には、かって織物取引所として利用されたルネッサンス様式の織物会館が、堂々たる姿を見せています。
この日は、旧市街のイタリア料理店で夕食に舌鼓を打ってエウロペイスキホテルに投宿しました。